【初心者必見!】撮影設定でよく見る『I』『P』『fps』とは
撮影する時よく見る『i』 『p』 『fps』についてご説明いたします。
<fps とは>
「fps」とは「フレーム・パー・セコンド」の頭文字で、訳すと一秒あたりのフレーム数になります。
例えるとパラパラ漫画です。
パラパラ漫画でコマ数が多いと滑らかに見え、コマ数が少ないと動きに違和感を覚えてしまうこともあります。
映像でも同じく、フレームレートを高くすることで一秒あたりのコマ数が多くなるため滑らかな映像になります。逆にフレームレートを低くすればカクカクした映像となります。
一般的な映像は 60fps にて撮影しており、映画は 24fps で撮影されています。
上記の内容だと、映画はカクカクした映像になるのでは?と考える方も居るかと思いますが、なぜ滑らかに見えるのかというと、実際の映像にしたとき、人間の脳では残像効果『モーションブラー』といった静止画が無い部分を補正がかかるため、映像と認識されると言われております。
人間の目では 30fps 程度のものを見ていると言われております。
<『i』 と『p』の違いとは>
テレビ、パソコンモニターには「走査線」と呼ばれる線が何本も走っており、この走査線の数が「1080」の部になります。
『i』はインターレース走査
インターレースは「飛び越し走査」と言われており、現在のテレビ放送がこの方式を採用しています。
一枚の静止画像を表示するために、まずは1、3、5と奇数列を表示させた後、2、4、6と偶数列を映し、一枚の画像を二回に分けて表示させることで、
スピードの速い映像などに適している方式となっております。
『p』はプログレッシブ走査
すべての走査線を一本ずつ順番に伝送するのがプログレッシブ方式となります。
特に動いている被写体を静止画で表示した場合、プログレッシブ方式の方がぶれのない映像をとらえることができます
インターレース方式とプログレッシブ方式には、このように走査線の送り方に違いがあります。
<記録容量の関係>
滑らかな映像が撮れるならフレームレートが高ければ高いほど良いのでは?と思われるかと思いますが、データ容量はフレームレートが高ければ高い分、データ容量は比例して大きくなります。
単純にフレームレートが高ければ良いと言うわけでもありません。
最終の編集形などの運用に合わせて、フレームレートを設定することが大切です。
「プログレッシブ」、「インターレース」こちらも単純に容量は倍になります。
中継などの映像をネット回線を通じて送るなどの場合、インターレースにてアップロードすることが多いです。
ネットの回線速度などの状況に応じてですが、そういった調整を行うことも安定して配信するための対策となります。
<まとめ>
今回は簡単に『i』と『P』、『fps』の違いについてご説明させていただきました。
高いフレームレートでの撮影の場合は、クラスの高いSDカードや専用のメディアなどが必要となることもあります。
撮影内容や、編集にあった設定で撮影を行うことが大切です!
参考にしてみてください!