【いまさら聞けない!?】フリッカーとはなに?

撮影時に映像の見やすさにもつながる大事な確認ポイントの「フリッカー」
今回は「フリッカー」について、ご説明致します!
<フリッカーとは> flicker
「フリッカー」とは光のちらつきの減少のことをいいます。
交流点灯の光源は基本的にチラツキが発生します。
光源では、蛍光灯などで起こることが多くあります。
電源には周波数があり、西日本と東日本で周波数が異なります。
東日本では50ヘルツ、西日本では60ヘルツとなっています。

蛍光灯は倍の周波数で点滅しており、東日本では1秒間に100回、西日本では1秒間に120回点滅しています。
蛍光灯の点滅は人の目ではわからないので、日常生活を送るうえでは感じることはないと思います。
しかし、カメラを通すと蛍光灯の点滅とカメラのシャッターのズレによって、チラツキが出てしまいます。
周波数が50ヘルツの東日本で、シャッタースピード1/60で撮影すると点滅とシャッターの差によって、
チラツキ(フリッカー)が発生してしまいます。
そのため、東日本50ヘルツの場合シャッタースピードは1/100、西日本60ヘルツの場合シャッタースピードは1/60にて
撮影する必要があります。
フリッカーは編集時に調整することが厳しいため、撮影時に設定を適切にする必要があります。
業務用カメラはもちろんですが、Goproでも設定することが可能です!
goproの「アンチフリッカー」→60Hz or 50Hzと使用環境に応じて設定を変更することで、
フリッカーを抑えることが可能になります。
今回はフリッカーについてご説明させていただきました。
撮影する地域によって、シャッタスピードの変更が必要となる可能性があります。
また、2027年に蛍光灯の製造、輸入の禁止が「水銀に関する水俣条約」によって決まりました。
今後、LED化されていき、フリッカー減少も減るかもしれませんね!
是非参考にしてみてください!