【いまさら聞けない!?】ワイヤレスピンマイクの最大使用可能台数!
テレビロケや、YouTubeロケ等様々な環境で演者様の声を収録するうえで欠かせないのが、ワイヤレスピンマイクです。
今では小型になり、電池の持ちも良くなり製品ラインナップも多くあります。
現在アイネクストでは、パナソニックのRAMSAをメインで使用していますが、
密着取材や、ワンペでの撮影の際に使用するのがSONY のUWPシリーズです。
(今回はSONY UWP-D21のワイヤレスピンマイクを用いてご説明します!)
1送信機1受信機の仕様や、2送信機1受信機の仕様、ハンドマイク仕様などレパートリーも豊富です。
この製品はアナログのB帯の電波を使用するワイヤレスピンマイクです。
B帯の電波は、806.125〜809.750MHzの帯域をいいます。
ピンマイクは、その周波数の中でチャンネル事に周波数が割り振られています。
上記表のように30チャンネルが最大の割り振りとしてメーカーが掲載していますが、B帯で実際に使用することのできるチャンネル数は7台です。
その運用を行うには、下記表のグループから選び、同じグループ内にセッティングすることで、調整することが可能です。
B-1,B-2,B-3,B-4グループを使用することで、最大6チャンネル(6波)
B-5グループを使用することで、最大5チャンネル(5波)
B-6グループを使用することで、最大1チャンネル(1波)
B-7,B-8グループを使用することで、最大7チャンネル(7波)
B帯の使用できる数の7台を使用する場合、B-7グループ又は、B-8グループを選択する必要があります。
7台使えると記載はありますが、B帯は技適マークのある製品であれば、誰でもどこでも使用できる機材の1つです。
そのため、干渉しやすい電波の一つでもあります。
その一方、A帯は事前に使用周波数を特ラ連(特定ラジオ協会)に報告する必要性があり、周波数の整理を行うため、干渉は無いに等しいです。
(違法な電波仕様等がない環境において)
ワイヤレスピンマイクは出演者の方が多ければ多いほど、周波数の管理等の知識を持つことが需要です。
また、今回SONYのワイヤレスピンマイクについて、記載いたしましたが、
SURE、hollyland、SENNHEISER、RAMSA(PANASONIC)、など、メーカーにより周波数や最大使用可能数が変わってきます。
詳しくは各メーカーにご確認下さい。
<SONY UWP-D21>
周波数の一覧表
https://www.sony.jp/professional/support/manual_pdf/pro-audio/UWP-D11_OH_4530738011.pdf
取り扱い説明書(チャンネルの変え方も記載あり)
https://www.sony.jp/professional/support/manual_pdf/pro-audio/UWP-D21_OM_5042114021.pdf