AIによる動画編集技術はプロの手を越えるのか?
近年話題となっているAI(人工知能)。映像制作の分野でもAIの技術を活用される機会が増えてきました。
今回は、AIによる動画編集がどこまで可能なのか、果たしてプロの人の手を越える技術があるのか、解説していきたいと思います。
進化を続けるAI映像編集技術
まずAIは、「Artifical Intelligence(人工知能)」のことで、機械が人間の知能を持つように、感知し、理解し、行動し、学習することを可能とするテクノロジーの一つです。人間と同じように会話したり、人間の仕事を代用できるようになったり、様々な分野で活用されています。
その中でも、映像制作を行っているi-NEXTとして注目したのが、AIによる画像・映像編集技術です。
すでに身近に溢れており、スマートフォンのアプリではAI技術が使用されているものも多く存在します。
AIがテキスト情報や素材を判別して構成してくれるため、簡単に動画を作ることが可能になりました。
動画編集の知識やスキルが無くても、ある程度のクオリティの映像ができてしまう画期的なサービスです。
手軽に短時間で作成ができるため、コストダウンも期待できます。
しかし、AIによる映像編集には欠点もあり、人間の手で作成される映像より、単調になってしまい、感情を表す表現が苦手です。
個性やドラマ性などが伝わりにくいため、AIに任せられる部分はAIを利用し、感動的なものを仕上げるには、人間が手を加えるという使い方で、従来よりも効率的に映像編集が実現できるでしょう。
AI映像編集サービスの仕組み
AIによる動画編集サービスは、どのように制作されるのでしょうか。次のような手順で作成されます。
- ソフトにテキスト素材や映像の素材をアップロードする
- AIが情報を判別する
- AIが自動で動画の編集を行い、動画を提案する
- 手を加え調整を行い、動画が完成する
AIがデータを検索・分析し自動で編集する仕組みです。
このように、AIが自動で作成してくれるため、手順に従えば誰でもとても手軽に動画が作れてしまう、夢のようなサービスです。
AIによる映像編集と人間による映像編集、どちらがよいのか?
AIによる動画編集は誰でも気軽に動画が制作でき、人間の手で編集するより素早く動画が完成します。
その一方で、AIで編集を行うには限界があり、テロップの挿入は簡単なものであったり、メリハリのあるものや人の心に訴えかける動画を作成するには技術が及ばないなどという課題があります。
感動的な動画や興奮を伝えるような動画を作るには、やはり人の手が必要になってきます。
AIの特性を理解し、すべての作業をAIに任せるのではなく、AIが作った動画を参考に、ストーリー性や最終調整などの重要な役割は人間が行うことで、効率よく質の高い映像制作ができるようになるでしょう。
また、様々な目的に応じ、質よりもスピードや量が重要な映像制作ではAIを活用し、クオリティが重要な場合は撮影から編集までプロに依頼するなど、使い分けましょう。
今回はAIによる動画編集について解説しました。
AI技術の力と人間の力、それぞれ強みがあります。今後AIによる映像編集のサービスは拡大していくと考えられます。
AIの技術も取り入れながら映像業界も効率化で成長していけると更に需要が高まるでしょう。
i-NEXTでは、ミュージックビデオや企業映像など、幅広くサービスを展開しております。
細かくヒアリングを行い、お客様のご要望にお応えできるコンテンツを提案し、映像制作を行います。
撮影から編集まで、更にDVD化までのプロセスを一貫してお受けすることも可能です。
映像制作をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。