映像制作に必要な「イマジナリーライン」とは?!
ドラマやインタビュー撮影等を見ていて、すんなり内容が入ってきたり、まるでそこにいるかのように見ることができるのに、その知識が無いと違和感が出る。
映像にはプロが知るルールがあるのです。
今回はそのルール、「イマジナリーライン」について、ご紹介いたします。
イマジナリーラインとは、見ている人が、映像上で登場する人の位置関係、方向を混乱させないようにする上で必要な一線です。
このラインを超えることで、見ている人には違和感を覚える映像に感じてしまうのです。
今回は、そんなイマジナリーラインについて図をご覧いただきながら説明いたします。
①のカメラでは2人の位置関係を表すカメラであり、重要なカメラです。
①の次にカットとして、A or Bのワンショットを挟むことが多いかと思います。
ワンショットのカメラ② or ③を挟むと自然ですが、
④のカメラを挟むと、イマジナリーラインを超えている為、Aさんの位置(上下)が反転します。
それにより、見ている人からするとこの人はどこに行った?などと疑問が浮かびます。
そうならないように、ドラマやインタビュー撮影等ではこのイマジナリーラインが守られて撮影が行われています。
無論、あえてイマジナリーラインを超えるような形で撮影する方法もあります。
しっかりと、意味を理解して撮影を行うことが大切ですね!
アイネクストでは映像による作品作りも行っております。
こういったルールにも基づいて、視聴者へ違和感がなく感動できる作品をお届けしていきます。