カメラマンが捉えた岸田首相演説の爆発物投下現場
2023年4月15日に和歌山市の漁港で選挙応援に訪れていた岸田首相の演説直前に、爆発物が投げ込まれました。
安倍前首相の殺害事件もありましたが、最近このようなニュースを多く聞きますね。
今回は、変わった視点でこの事件を見てみようと思います。
それは、この演説を撮影しているカメラマンについてです。
報道などでは、いきなり起こる事件やハプニングなどが起こることもあります。
そんな中、いかに状況を伝える撮影が出来るか、カメラマンの対応力が試されます。
実は今回、演説を撮影していたカメラマンのカメラワークが業界で話題になっているのです。
爆発物が投げ込まれたタイミングから、その犯人にズームインし寄り続け撮影した映像であり、現場の周辺環境が見えないということが話題になっているのです。
通常ニュースなど報道の撮影では、寄りの映像(犯人、爆発物)、引きの映像(状況)を撮影するのが、通常となっています。
ですが、今回の事件での映像はカメラマンが撮影していた映像は、岸田首相と犯人の取り押さえる姿の寄りのみで引きの映像が無く、状況が分かりづらいなど言われています。
カメラマンの心理として、寄りの映像を撮るのはある意味リスクであり勇気のいることなのです。ただ、寄り続けてしまうと状況がわからないので引くことも大事です。
このような予期しない際に起こるカメラワークは、そのカメラマンの日頃の撮影の腕とも言われています。
報道・バラエティー・ドラマなどによって撮影方法は様々です。
その分野で長くやられているということは大切です。
リアルタイムの状況はその場にいた人にしか把握することができません。
現場での対応力が試されますね。